車椅子でも出来る仕事ってどんなの?

 

車椅子だと職探しが難しいイメージがありますよね。重たいものを持ったり、素早く走ったりすることが難しいので「どんな仕事なら出来るんだろう?」と悩んでいる車椅子の方も多いでしょう。でも出来ないことが多いからといって働かないわけにはいきませんし、頑張って社会で働きたいという方もいます。

 

実際に車椅子の方というのはどういった職場でどんなふうに働いているのでしょうか。今回は車椅子でも出来る仕事についてまとめてみました。

 

 

■事務職

 

一番多いのが事務職ですね。デスクワークは座り作業なので車椅子に座ったまま仕事ができますし、そこまで激しく動くこともないので倒れたり転んだりする心配がありません。一般企業や工場などのジムであれば簡単なパソコン作業や電話対応を任されることが多いので、パソコンを使えると有利かもしれませんね。

 

 

システムエンジニア

 

プログラムなどに詳しい場合はシステムエンジニアなどの仕事も出来るでしょう。システムエンジニアとして働いている車椅子の方もたくさんいるんですよ。手に職があるのでいろいろな会社で雇ってもらうことができるので、知識を身につけたり資格を取っておくのも良いでしょう。ただ、パソコンの調子が悪いときなどに夜中でも呼び出されたり、違うフロアへフォローしに行かなければならない場合もあるので、出勤距離や、オフィス内の移動経路などが車椅子に対応しているのかチェックしておく必要はあるでしょう。

 

 

■デザイナーや物書き

 

デザイナーや物書きなど感性を重視するような仕事は実は向いていたりします。車椅子の方というのは普通の人ではなかなか気付けない部分に気付けたり、人とは違う経験を持っていたりします。それを作品に生かしているという方は結構多いんですよ。

 

企業内のデザイナーなどは当然出勤して会社内で作業をしなければいけませんが、フリーの場合や契約によっては在宅で仕事ができるというのも魅力ですね。

 

 

■工場作業

 

工場作業なんていうと危険なイメージがあるので車椅子には向かないような気がしますが、レバーを下げたりボタンを押してクレーンを操縦したりするような仕事であれば車椅子でも出来る可能性があります。操縦室や管理室などは車椅子のスタッフOKというところも珍しくはないんですよ。

 

 

■最後に・・・。

 

どんな車椅子向きの仕事であっても職場が車椅子に対応していない場合は面接に行っても断られてしまう場合が多いです。でも車椅子では生活しずらい職場で働いても苦しいのでよほど希望していない限りは車椅子専用トイレやスロープなどのある職場を選んだ方が良いでしょう。